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  Is a nation’s destiny set by its birthrates?  The announcement that Japan’s population fell by almost a quarter of a million in 2013 the fifth consecutive annual fall brought warnings that the country may be in terminal decline.  “The economic decline that occurred during Japan’s so-called ‘lost decades’ is a symptom of problems brought on by demographic change,” wrote Reiko Aoki, an economist at Hitotsubashi University in Tokyo, last year.

  Japan has the world’s oldest population, with a median age of 46 years, an average lifespan of 84, and a quarter of the population over 65.  But this doesn’t have to mean a gloomy future.  What happens in the coming years might even point the way for other countries.  Japanese longevity can’t compensate for its ultra-low fertility rate just 1.4 children per woman.  Hard-working Japanese society has “embraced voluntary mass childlessness,” says Nicholas Eberstadt, a demographer at the American Enterprise Institute in Washington DC.  One in four don’t have children.  Some European countries also have low fertility rates, but they have migrants who move in and make up for the loss.  Japan doesn’t.

  The conventional view is that this is bad news for two reasons: shrinking numbers slow down economic growth and the aging population is a major financial burden.  But Eberstadt says there is another side.  “The proportion of Japan’s population that is dependent on those of working age isn’t unusual,” he says, “it’s just that it has almost twice as many people over 65 as children.”  Consequently Japan spends less on education.  And because the Japanese are the world’s healthiest, medical bills are also lower than in other nations.

  Japan’s economy has been growing slowly for two decades now.  But this is not necessarily bad news for its workforce, says William Cline of the Peterson Institute for International Economics in Washington DC.  Thanks to the falling population, individual income has been rising strongly outperforming most U.S. citizens’.  With 127 million people, Japan is hardly empty.  But fewer people in the future will mean that it will have more living space, more land per head for growing crops, and a higher quality of life, says Eberstadt.  Its demands on the environment for food and other resources will also lessen.

  Japan isn’t alone in its demographic decline: Russia, Romania and Hungary all follow the trend.  For many more, it is being delayed by immigration.  But the global population bomb is not likely to explode due to growing numbers of people.  As Swedish statistician Hans Rosling first noted, the world recently reached peak child the point where the number of children aged 0 to 14 around the globe has reached a steady level and is therefore no longer rising.  Global birthrates have halved in 40 years they are now below 2.5 children per woman meaning that global population may also ‘peak’ soon.

  So, far from being a demographic exception, Japan is “the world leader in demographic change,” says Aoki.  For some, this sounds like a disaster.  China last year relaxed its one-child policy fearing that predicted population decline in the 2030s would cause its impressive economic growth to come to a sudden stop.  But others believe that peak population is a necessary first step to reducing our attack on the earth’s life-support systems.  In that case, following Japan’s example may be the right answer for many countries around the world.  〔法政大・559語〕

 

 

和訳

1 国家の命運は出生率で決まるのだろうか.2013年に日本の人口が25万人近く減ったという発表は,5年連続の減少となるのだが,この国が末期的衰退にあるかもしれないという警告を与えた.「日本のいわゆる『失われた数十年間』に起きた経済の衰退は人口の変化[人口動態]によって引き起こされた諸問題の1つの徴候だ」と昨年,東京の一橋大学の経済学者である青木玲子氏が述べた.

2 日本は世界で最も高齢化した人口を抱えており,平均年齢は46歳,平均寿命は84歳,人口の4分の165歳以上である.しかしそれだからといって未来が暗いわけではない.これから起きることは諸外国が行く道を指してさえいるかもしれないのだ.日本人が長寿であっても超低出生率,つまり〔女性一人当たりの子どもがたった1.4人→〕一人の女性が生む子どもの数がたった1.4人という事態を埋め合わせることはできない.懸命に働く日本人の社会は「自発的に大規模な子どものいない状態を受け入れて」きたのだと,ワシントンDCにあるアメリカン・エンタープライズ研究所の人口統計学者ニコラス・エバースタットは言う.4人の女性のうち1人は子どもがいないのだ.ヨーロッパにも出生率の低い国はあるが,移住して(人口の)減った分を埋め合せてくれる移民がいるのだ.日本はそうではない.

3 これまでの見方では,これは2つの理由から悪い知らせとされている.縮小する人口が経済成長を鈍化させることと,高齢化する人口が深刻な財政負担になることだ.しかしエバースタットによれば,別の面もあるという.「労働年齢の人口に依存している日本の人口の割合は異常ではなく,それは65歳以上の人口が子どものおよそ2倍であるというだけのことだ」とエバースタットは言っている.したがって日本は教育にかかる費用が少ない.また日本人は世界で最も健康な国民なので,医療費もまた諸外国より低いのだ.

4 日本の経済はこの20年間ずっと低成長を続けてきた.しかしこれは必ずしも労働力にとって悪い知らせとは限らないとワシントンDCにあるピーターソン国際経済研究所のウィリアム・クラインは言う.人口減少のおかげで,個人の収入は堅調に伸びている.それはほとんどのアメリカ市民を上まわっている.12,700万人もいるので,日本がからっぽになることはまずない.しかし将来人口が減ると,日本にはより生活空間が増え,作物栽培をするための一人あたりの土地が増え,生活の質も高まることになるとエバースタットは言うのだ.食料やそれ以外の資源を日本が環境に求めることも軽減するだろう.

5 日本だけが〔人口統計において減少状態である→〕人口が減少しているというわけではない.ロシア,ルーマニア,ハンガリーなどもすべてこの傾向にある.さらに多くの国では,移民によってこれが遅らされているわけだ.しかし,人口の増加のために地球の人口爆弾が爆発することはありそうもない.スウェーデンの統計学者であるハンス・ロスリングが最初に注目したが,世界は最近「ピークチャイルド」―地球の0歳から14歳の子どもの数が一定の水準に達し,それゆえこれ以上は増加しないという点―に達した.地球の出生率は40年で半減してしまった.現在,1人の女性が生む子どもは2.5人を下回る,つまり地球の人口もまもなく「ピーク」を迎えるだろうということである.

6 よって,日本は人口統計に関して決して例外ではなく,「人口動態の世界のトップランナー」であると青木氏は言う.一部の国にとっては,これは災いに聞こえる.中国は昨年,2030年代に予測される人口の減少によって目覚ましい経済成長が突然止まるのを恐れて,一人っ子政策を緩和した.しかし人口が頂点を極めることは,地球の生命維持システムに私たちが与える負担を軽減するのに必要な第一歩と考える国もある.その場合,日本の例に従うことが,世界中の多くの国々にとってふさわしい解決策かもしれないのだ.

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