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本文

CHAPTER 8

1            The human race is made up of individuals, but each is born and for the most part lives his or her life in a group context.  Between various societies there can be great differences in the relative emphasis placed on the individual and the group. Certainly no difference is more significant between Japanese and Americans, or Westerners in general, than the greater Japanese tendency to emphasize the group, somewhat at the expense of the individual.

2            The Japanese are much more likely than Westerners to operate in groups or at least to see themselves as operating in this way.  Where Westerners may at least put on a show of independence and individuality, most Japanese will be quite content to conform in dress, conduct, style of life, and even thought to the norms of their group.  Maintaining “face,” originally a Chinese term but one of universal applicability, is much on Japanese minds, but it is “face” before the other members of the group that most concerns them.

3            Part of this difference between Japan and the West is myth rather than reality.  We have so idealized the concept of the independent individual, alone before God, the law, and society, that we see ourselves as free and isolated individuals far more than the facts warrant.  Prevailing Japanese attitudes have tended to make the Japanese do the reverse.  Group affiliations in Japan are very important, but the Japanese tend to emphasize these even beyond reality, attempting to interpret everything in terms of such things as personal factional alignments or habatsu in politics, family interrelationships, university provenance or gakubatsu, and personal support and recommendations.  They like to insist that what counts is not one’s abilities but one’s kone, an abbreviation of the English word “connections.”  The actual situations in Japan and the West, however, are much less widely different than the American myth of the independent spirit, for example, or the traditional Japanese ideal of selfless merging with the group would lead one to believe.

4            The balance between group and individual is also changing in Japan as elsewhere, and there are signs of coming together in this regard between Japan and the West.  Modern technology in the West clearly produced conditions in which more individuals could win economic and other forms of independence from their families or other groupings than in earlier ages.  In fact, the trend in this direction has become so extreme that the isolation of contemporary urban life is giving Westerners pause and is causing a sort of search for closer group relationships.  In Japan the effects of modern technology have by no means gone so far, but they have had the same general effect as in the West, deemphasizing the group somewhat in favor of the individual.(関西学院大 454語)

 

11.face「面子(メンツ)」

 

訳文

CHAPTER 8

和訳

1 人類は個人から構成されているが,おのおのは集団環境で生まれ,そして,ほとんどの場合,集団環境の中で生活を送る。さまざまな社会で,個人と集団に置かれる重点の相対的な度合いに大きな違いがありうる(←さまざまな社会の間で,個人と集団に置かれる相対的重点に大きな違いが存在しうる)。・確かに,日本人と,アメリカ人あるいは一般的欧米人との間の違いで,ある程度個人を犠牲にしてでも集団を重視しようとする日本人のより強い傾向ほど重要な意味を持つものはない。

2 日本人は,欧米人よりも,集団で行動する可能性,あるいは,少なくとも自分たちを集団で行動していると見なす可能性がはるかに高い。欧米人なら少なくとも,自分が自立しており,個性を発揮していると装うかもしれないところで,・ほとんどの日本人は,服装,ふるまい,生活様式,さらに(自分の)意見に関してさえ,自分たちの(属する)集団の規範に喜んで従おうとするのだ。「メンツ」を保つというのは,もともとは中国語の表現だが世界中で適用できる(←普遍的な適用可能性をもつ)表現の1つで,日本人はこれをたいそう気にかけるのだが(←「メンツ」を保つということが,大いに日本人の気にかかるのだが),彼らが最も気にかけるのは,集団の他の面々たちの前での「メンツ」なのである。

3 日本と欧米の間にあるこの違いの一部は,事実というより根拠のない俗説である。我々(欧米人)は,神や法律や社会の前ではただ1人である独立した個人という概念を,あまりにも理想化しているために,自分自身を現実よりもはるかに(←現実が証明する以上に)自由で孤立した個人であると見なしているのだ。(欧米人に)広く行き渡っている日本人の態度は,日本人にそれとは逆のことをさせる結果となってきた。日本における集団への所属は非常に重要なことではあるが,日本人は,集団への所属を,現実を超えてまで強調する傾向があり,私的な党派性の強い連合,すなわち政治でいう「派閥」や,一族との相互関係や,どの大学を出たか(←大学の出所)すなわち「学閥」,あるいは私的な支援や推薦といった観点からすべてを説明しようとする。彼らは,大切なのは人の能力ではなくて「コネ」だと主張したがる。「コネ」とは英語の「コネクション」の略語だ。しかしながら,日本と欧米における実際の状況は,たとえばアメリカ人の独立精神という俗説,あるいは集団への無私の同化という日本人の伝統的な理想が,人に信じこませる両者の違いよりも,はるかに違いは小さいのである。

4 集団と個人の間のバランスは,他のところと同様に日本でも変わりつつあり,この点に関して,日本と欧米の間に接近の兆候が見られる。欧米の現代科学技術は明らかに,これまでの時代よりも多くの個人が,自分の家族やその他の集団から,経済的およびその他の形の自立を勝ち取ることができるような条件を生み出した。実際,この方向への傾向が非常に極端になってきたので,現代の都会生活の孤独は欧米人に再考を促し,そのために彼らはより緊密な集団関係を模索しつつあるところである(←より緊密な集団関係の模索を引き起こしつつある)。日本では,現代科学技術の影響は決してそれほどまでには及んでいないが,その影響は,欧米と同じように,多岐にわたる影響を持つようになっており,個人を優先し集団を強調することが幾分なくなってきたのだ。

 

要約

集団を重視する日本人と,個人を重視する欧米人の違いは顕著なものであるが,この意識の違いには現実よりも誇張されている部分がある。最近は双方とも考え方が変わりつつあり,両者の違いが小さくなる兆候が見られる。(101字)

 

Summary

There is a significant difference between the Japanese, who place emphasis on the group, and Westerners, who place emphasis on the individual.  However, the actual situations in Japan and the West are much less widely different and in this regards there are signs of them coming together.                                (47 words)

 

 

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