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本文

CHAPTER 15

1          All languages have the same purpose — to communicate thoughts — and yet they achieve this single aim in a number of ways.  It appears there is no feature of grammar that is indispensable or universal.  The ways of dealing with matters of number, tense, case, and the like are surprisingly varied from one tongue to the next.  Many languages manage without quite basic grammatical or lexical features, while others burden themselves with remarkable complexities.

2          Some languages fail to acquire what may seem to us to be quite basic terms.  Irish Gaelic possesses no equivalent of yes or no.  They must resort to longer expressions such as “I think not” and “This is so.”  The Japanese have no definite or indefinite articles corresponding to the English a, an, or the, and they do not distinguish between singular and plural as we do with, for instance, ball / balls and child / children.  This may seem strange until you consider that we don’t make a distinction with a lot of words — sheep, deer, trout, Swiss, scissors — and it scarcely ever causes us trouble.  We could probably well get by without it for all words.  But it is harder to justify the absence of a future tense in Japanese.  To them Tokyo e yukimasu means both “I go to Tokyo” and “I will go to Tokyo.”  To understand which sense is intended, you need to know the context.  This lack of explicitness is a feature of Japanese — even to the point that they seldom use personal pronouns like me, my and yours.  Such words exist, but the Japanese so often omit them that they might as well not have them.  Over half of all Japanese sentences have no subject.  They dislike giving a straightforward yes or no.  It is no wonder that Japanese is so often called obscure.

3          As well as different languages, speech communities also develop different cultural tendencies to go with them.  Speakers from the Mediterranean region, for instance, like to put their faces very close, relatively speaking, to those they are addressing.  A common scene when people from southern Europe and northern Europe are conversing, as at a party, is for the latter to spend the entire conversation secretly retreating, to try to gain some space, and for the former to keep advancing to close the gap.  Neither speaker may even be aware of it.  There are more of these speech conventions than you might suppose.  English speakers dread silence.  We are all familiar with the uncomfortable feeling that overcomes us when a conversation loses interest.  Studies have shown that when a pause reaches four seconds, one or more of the conversationalists will probably say something — a trivial comment on the weather, a startled cry of “Gosh, is that the time?” — rather than let the silence extend to a fifth second.

訳文

CHAPTER15

 

全訳

1 すべての言語には「考えを伝えること」という同じ目的があるが,言語はこのたった1つの目的を多くの方法で達成する。絶対に必要な,あるいは普遍的な,文法上の特徴というものはないようだ。数や時制,格といった事項の扱い方は,言語によって驚くほど様々である。まったく基本的な文法的あるいは語彙的特徴も持たずになんとかやっている言語も多いが,一方,著しい複雑さを負っている言語もある。

2 私たちにとってはまったく基本的な言葉であるように思われるかもしれないものを,持っていない言語もある。アイルランドのゲール語には「はい」とか「いいえ」に相当する表現がない。彼らは,「私はそうは思わない」とか「これはそうだ」といった,もっと長い言い方に頼らなければならない。日本人は英語のaやan,theに相当する定冠詞や不定冠詞といったものを持たず,また,私たちが,例えば,ball / balls,child / childrenでやっているように,単数と複数の区別をすることもない。このことは,私たちがsheep,deer,trout,Swiss,scissorsといった多くの単語で(単数・複数の)区別をしておらず,そしてそのことが私たちに問題を引き起こすことはほとんどない,ということを考慮するまでは,このことは奇妙に思われるかもしれない。すべての単語でこの区別をなくしても,おそらく私たちはなんとかうまくやっていけるだろう。しかし,日本語に未来時制がないことを正当化するのはより難しい。彼らにとって「東京へ行きます」は「私は東京へ行く」と「私は東京へ行くつもりだ」の両方を意味する。どちらの意味が意図されているのかを理解するためには,文脈を知る必要があるのだ。このように明確さを欠くのが日本語の特徴である。彼らは「私に」や「私の」,「あなたのもの」といった人称代名詞をめったに使わないほどだ。そのような単語は存在するのだが,日本人は非常によくこれらを省略するので,なくてもかまわないくらいである。日本語のすべての文の半分以上には主語がない。日本人は率直に「はい」とか「いいえ」と言うのを嫌う。日本語がよくあいまいであると言われるのも不思議ではない。

3 言語共同体は,様々な言語を作り上げるのみならず,それら(=言語共同体)に伴う様々な文化的傾向をも作り上げている。例えば,地中海地域出身の話し手は,比較して言えば,話しかけている相手に顔をとても近づけたがる。南欧出身者と北欧出身者が,例えばパーティーなどで,会話をしている時によくある光景は,後者が会話の間中ずっと一定のスペースをとろうとしてひそかに後ずさりし,前者がその隔たりを埋めようとして前進し続けるというものだ。どちらの話し手もそのことに気づいてすらいないかもしれない。こういった話し方の慣習は,あなたが考えるかもしれない以上にたくさんある。英語を話す人は沈黙を恐れる。会話が面白くなくなってきた時に私たちを打ちのめすあの気まずい雰囲気を,私たちはみんなよく知っている。話の途切れが4秒に達すると,その沈黙を5秒目にまで延ばすよりも,話好きな人の1人かそれ以上の人が,おそらく,天候についてちょっとひとこと言うとか,驚いた声で「おや,もうこんな時間だ」と言うとか,何かを言うということが研究から明らかになっている。

 

要約   すべての言語には考えを伝えるという同じ目的があるが,その達成方法は様々で,文法や語彙がそれぞれ異なっている。さらに言語共同体によって,言語が違うのみならず,話し方といった文化的傾向の違いも生じる。(98字)

 

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