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本文

CHAPTER 4

1          In 1999, the euro was adopted as a common currency among twelve nations in Europe.  Today more than sixteen countries use that form of money.  Some two thousand years prior to the euro, however, Roman money had a similar role.  Let’s consider some of the similarities and differences between those two currencies.

2          At the height of its power about two thousand years ago, the Roman Empire covered an area larger than the eurozone today.  Roman money was used in places where euros are not used such as Britain and the Middle East.  On the other hand, the euro is now accepted in Finland and Ireland — areas that Rome never conquered.

3          In countries that have adopted the euro, it is the sole official currency.  However, Romans sometimes used two currencies in the same place.  For example, when Rome governed Egypt, the local laborers were paid in a currency known as billon.  That currency’s exchange rate with Roman money was set to Rome’s advantage, allowing Romans to buy wheat from Egypt cheaply.  In ancient Rome, exchange rates were controlled by the government.  By contrast, euro exchange rates are largely determined by market forces.

4          Many coins of ancient Rome and the eurozone today have roughly similar shapes, though often different metals.  Roman gold coins were not used much for commerce — less valuable coins served that purpose.  Euro gold coins are also seldom employed in commerce — they are produced mainly for collectors.  Most euro coins consist of cheap metals worth far less than their face value.  For example, the metal in a 1-euro coin, which is worth about 100 yen at face value, would be worth less than 5 yen if it were melted down.  Ordinary Roman coins were also made of cheap metals, but valuable ones contained silver or gold.  When the Roman government needed money badly to pay off debts, however, these once-valuable coins were often melted down, then made into coins with less real value.  Hence, the Roman Empire increased its money supply by reducing the amount of precious metal in some coins.  This tendency can be seen in a silver coin known as the denarius.  When it was introduced in 211 B.C. it contained 95% silver and weighed 4.5 grams.  The purity was lowered many times over the centuries.  By 270 A.D., when that coin was last used, it contained only 2% silver and weighed only 3.4 grams: it had become nothing more than a copper coin with a thin silver surface.

5          Although euro paper notes exist, Romans lacked paper money.  Romans did write down financial promises on paper or other media, yet paper money didn’t take hold in Europe until 1601.

訳文

CHAPTER4

 

全訳

1 1999年に,ヨーロッパの12カ国間で,共通通貨としてユーロが採用された。今日では16を超える国々がその通貨を用いている。しかしながら,ユーロよりも約2000年前に,ローマの貨幣は同様の役割を果たしていた。それらの2つの通貨の類似点と相違点をいくつか検討してみよう。

2 約2000年前に勢力の絶頂期にあった頃,ローマ帝国は今日のユーロ圏よりも広い地域に及んでいた。ローマの貨幣は,英国や中東のような,ユーロが使われていない地域で使われていた。他方,ユーロは,今日ではフィンランドやアイルランドにおいて受け入れられているが,それらの地域はローマが一度も征服しなかった地域である。

3 ユーロを採用している国々では,ユーロは唯一の公式な通貨である。しかしながら,ローマ人は,同じ場所で2つの通貨を用いる場合もあった。例えば,ローマがエジプトを統治していた頃,地元の労働者たちには,ビロン貨として知られる通貨で賃金が支払われていた。その通貨のローマの通貨との為替レートは,ローマに有利になるように設定されていて,そのおかげでローマ人はエジプトから小麦を安く買うことができた。古代ローマでは,為替レートは政府によって管理されていた。対照的に,ユーロの為替レートは,主に自由市場方式で決定されている。

4 古代ローマと今日のユーロ圏の硬貨の多くは,しばしば(使われている)金属は異なるけれども,おおよそ同じ形をしている。ローマの金貨は,商業のためにはあまり用いられず,より価値の低い硬貨がその役割を果たしていた。ユーロの金貨も,商業においてはめったに使用されることはなく,主に収集家のために鋳造されている。ほとんどのユーロ硬貨は,その額面価値よりもはるかに劣る安価な金属でできている。例えば,1ユーロ硬貨は,額面価値では約100円の価値があるが,その中に含まれる金属は,溶かせばその価値は5円の価値もないだろう。ローマの通常の硬貨も安価な金属で作られていたが,高価な硬貨は銀や金を含んでいた。しかしながら,ローマ政府が借金を返済するためにどうしてもお金が必要な時には,しばしば,かつては価値の高かったこれらの硬貨が溶かされ,そして実質的な価値がより低い硬貨へと作り変えられた。そうして,ローマ帝国は,いくつかの硬貨に含まれる貴重な金属の量を減らすことによって,通貨供給量を増やした。この傾向は,デナリウス銀貨として知られる銀貨に見られる。紀元前211年にデナリウス銀貨が導入された時,それらは銀を95%含んでいて,重さが4.5gあった。その純度は何世紀にもわたって何度も下げられた。その硬貨が最後に使われた紀元後270年までには,デナリウス銀貨は銀を2%しか含まず,重さが3.4gしかなかった。それらは薄い銀の表面をした銅貨に過ぎないものになっていたのだ。

5 ユーロ紙幣は存在するけれども,ローマ人は紙幣を用いなかった。ローマ人は金銭的な約束事を紙あるいはその他の媒体に確かに書き留めることはしたが,ヨーロッパでは1601年まで紙幣は定着しなかった。

 

要約

現代のユーロ圏の貨幣と古代ローマの貨幣は,共に共通通貨である。それらを比較すると,使用地域,単一性,為替レートの決定方法,硬貨の形状や含有金属,紙幣の有無等について,様々な類似点および相違点がある。(99字)

 

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