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本文

Lesson 5

I was a shy child and, alas, was frightened by my father, who was the most gentle and tender of men. Something about his black mustache alarmed me. Far from running to meet him on his return, I avoided him and turned away my head when my mother brought me to him. This made him feel deeply sad, and after seventy years I am still angry with myself whenever I think of it.
Otherwise I seem to have been a well-behaved child, generally quiet and obedient, giving little trouble. So you may be surprised at the only anecdote I have about myself from these early years. One morning at breakfast, when I started to get down from my high chair, my mother turned to me and said, "Baby, you must say, 'Please excuse me.'" And I replied, "I won't." So my mother of course said, "then you may not get down until you say 'Please excuse me.'" But I firmly refused.
There was great worry and anxiety in the household. Everyone tried to persuade me. My brother Harry, who loved me dearly, especially begged me to be good. My high chair was moved from the breakfast table over to a corner, and there I remained sitting. My father said, "That child should be punished," put on his hat, and went out of the house. It was a Sunday morning but no one went to church. After some hours the family gave in. I was removed from the high chair and allowed to go about my daily routine.
The following morning when I had finished my breakfast, no one said anything to me at all. My mother made no suggestions, but I turned to her gravely and said, "Now I will say 'Please excuse me.'" It was, I suppose, my mother's use of the word "must" that Sunday morning that hurt my feelings as a child. Apparently I was quite willing to do anything that seemed reasonable and proper, but, however reasonable it might be, not to do it under any kind of pressure. All my life this quality has continued to exist. Any kind of pressure or threat stirs up some stubbornness in my character.

訳文

Lesson 5 三つ子の魂百まで
全訳
私は内気な子供で,悲しいかな,父におびえていた。もっとも,父は他のどの男性よりも寛大で優しい人だったのだが。父の黒い口ひげがどことなく私に警戒心を起こさせたのだ。父が帰宅するとすぐに走って出迎えに行くどころか,私は父を避け,母が私を父の所に連れて行っても顔をそむけていた。このことが父を深く悲しませることになり,70年たった今でも,そのことを思い出すと,私はいつも自分自身に怒りを覚えるのだ。
それ以外の点では,私は行儀のよい子供で,おおむねおとなしく,従順で,ほとんど厄介事を起こさなかったようだ。それで,こういった幼少時代の私にまつわる唯一の逸話を聞いて頂くと,驚かれることになるかもしれない。ある朝のこと,朝食時に,私が子供用の食事椅子から降りようとしたところ,母が私の方を向き,「坊や,『失礼します』って言わなきゃだめよ」と言った。すると私は「言うもんか」と答えた。それで,もちろん母は「それなら『失礼します』って言うまで椅子から降りてはいけません」と言った。しかし,私はかたく拒んだ。
家じゅうの者がひどく心配し,不安に思った。みんな私を説得しようとした。心から私のことを可愛がってくれていた兄のハリーが特に,いい子にしてくれと私に懇願した。私の食事椅子は朝食のテーブルから部屋の隅へと移され,そこで私はじっと座ったままだった。父は「あんな子は罰を受けて当然だ」と言って,帽子をかぶり,家から出て行った。日曜日の朝だったが,誰も教会へは行く者はいなかった。数時間後,家族の方が折れた。私は食事椅子から移され,日々の日課を始めることを許された。
翌朝,私が食事を終えても,誰も私に何も言わなかった。母は何もほのめかしたわけではなかったが,私は重々しく母の方を向いて,「じゃあ『失礼します』って言うよ」と言った。思うに,子供の頃の私の気持ちを傷つけたのは,あの日曜の朝に「こうしないとだめ」という言葉を母が使ったことだったのだ。どうも私は,筋が通っていて妥当だと思えることならどんなことでも,心から進んで行っていたようだが,どれだけ筋が通っていようとも,どういった類であれ圧力のかけられたもとでは決して行わなかったのである。この資質は生まれてこのかたずっとあり続けている。どんな種類の圧力あるいは脅威も,私の性格の中にある頑固さをかきたてることになるのである。

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