医療英語

呼吸器内科における診察に関する英語フレーズと会話例

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呼吸器内科では、主に肺や気道に関連する疾患や症状を診察します。咳、息切れ、胸の痛みなどの症状が主な特徴となります。呼吸器内科の診察では、症状の詳細や発症時期、生活習慣に関する質問が重要で、患者とのスムーズなコミュニケーションが治療において非常に大切です。

本記事では、呼吸器内科でよく使われる英語フレーズや会話例を紹介し、外国人患者にも対応できるようサポートします。


目次

  1. 呼吸器内科の診察でよく使われる症状の表現
  2. 呼吸器内科における診察の流れと会話例
  3. 呼吸器系検査に関する説明と会話例
  4. 診断後の治療に関するフレーズと会話例
  5. 症状をたずねる際の表現
  6. 診断に関するフレーズと会話例
  7. 処方や治療に関するフレーズと会話例
  8. まとめ

1. 呼吸器内科の診察でよく使われる症状の表現

呼吸器内科では、以下のような症状に関するフレーズが頻繁に使われます。これらを理解し、患者に適切に質問できることが重要です。

主要な症状:

  • Cough: 咳
  • Shortness of breath: 息切れ
  • Wheezing: ぜいぜい息をする
  • Chest pain: 胸の痛み
  • Fatigue: 疲労
  • Sputum production: 痰が出る
  • Fever: 発熱
  • Night sweats: 夜間の発汗
  • Difficulty breathing: 呼吸困難
  • Bluish lips: 唇が青紫になる

日本語の会話例:

  • 医師: 「どのような症状がありますか?」
  • 患者: 「息切れが続いています。また、痰もよく出ます。」

英訳:

  • Doctor: “What symptoms are you experiencing?”
  • Patient: “I’ve been having a cough and shortness of breath. I’m also producing a lot of sputum.”

2. 呼吸器内科における診察の流れと会話例

呼吸器内科の診察では、呼吸機能や病歴、生活習慣(喫煙など)に関する質問が行われます。以下は、診察時によく使われる表現です。

主要なフレーズ:

  • Smoking history: 喫煙歴
  • Allergies: アレルギー
  • Onset: 発症
  • Duration: 持続時間
  • Triggers: 引き金となるもの

日本語の会話例:

  • 医師: 「喫煙歴はありますか?また、アレルギーはお持ちですか?」
  • 患者: 「以前は喫煙していましたが、今は吸っていません。アレルギーはありません。」

英訳:

  • Doctor: “Do you have a smoking history? And do you have any allergies?”
  • Patient: “I used to smoke, but I don’t anymore. I don’t have any allergies.”

日本語の会話例:

  • 医師: 「症状はいつから始まりましたか?また、どれくらいの間続いていますか?」
  • 患者: 「1週間前からです。毎日続いています。」

英訳:

  • Doctor: “When did your symptoms start? And how long have they been lasting?”
  • Patient: “It started a week ago, and it’s been happening every day.”

3. 呼吸器系検査に関する説明と会話例

呼吸器内科では、呼吸機能を評価するために様々な検査が行われます。以下は、呼吸器系検査に関する代表的な検査です。

主要な検査:

  • Chest X-ray: 胸部レントゲン
  • CT scan: CTスキャン
  • Pulmonary function test (PFT): 肺機能検査
  • Spirometry: スパイロメトリー(肺活量測定)
  • Sputum test: 痰検査

日本語の会話例:

  • 医師: 「胸部レントゲン肺機能検査を行って、肺の状態を確認します。検査はすぐに行えます。」
  • 患者: 「検査はどれくらい時間がかかりますか?」

英訳:

  • Doctor: “We’ll do a chest X-ray and a pulmonary function test to check the condition of your lungs. The tests can be done right away.”
  • Patient: “How long will the tests take?”

日本語の会話例:

  • 医師: 「呼吸の状態を詳しく確認するために、CTスキャンを行います。放射線を使いますが、危険はありません。」
  • 患者: 「安全なんですね。」

英訳:

  • Doctor: “We’ll perform a CT scan to get a detailed look at your lungs. It uses radiation, but it’s safe.”
  • Patient: “That’s reassuring.”

4. 診断後の治療に関するフレーズと会話例

診断が確定した後は、治療方針や今後の処置について患者に説明します。

主要なフレーズ:

  • Diagnosis: 診断
  • Treatment: 治療
  • Inhaler: 吸入器
  • Antibiotics: 抗生物質
  • Breathing exercises: 呼吸リハビリ
  • Follow-up: 経過観察

日本語の会話例:

  • 医師: 「検査結果に基づき、診断は喘息です。まずは吸入器を使って治療を始めましょう。」
  • 患者: 「どれくらい吸入器を使い続ける必要がありますか?」

英訳:

  • Doctor: “Based on the test results, the diagnosis is asthma. We’ll start treatment with an inhaler.”
  • Patient: “How long will I need to use the inhaler?”

日本語の会話例:

  • 医師: 「感染症が原因の可能性もあるため、抗生物質を処方します。2週間後に再度経過観察を行います。」
  • 患者: 「わかりました。」

英訳:

  • Doctor: “There may also be an infection, so I’ll prescribe antibiotics. We’ll do a follow-up in two weeks.”
  • Patient: “Understood.”

5. 症状をたずねる際の表現

呼吸器内科では、患者の呼吸に関する症状を詳細に確認することが重要です。以下は、症状を具体的にたずねる際の表現です。

主要なフレーズ:

  • How often: どれくらいの頻度で
  • When did it start: いつから
  • How severe: どれくらいの強さ
  • Does anything make it better/worse: 何か楽になったり、悪化させたりするものがありますか?

日本語の会話例:

  • 医師: 「はどれくらいの頻度で起きますか?いつから始まりましたか?」
  • 患者: 「毎日咳が出ます。2週間前からです。」

英訳:

  • Doctor: “How often do you cough? And when did it start?”
  • Patient: “I cough every day. It started two weeks ago.”

日本語の会話例:

  • 医師: 「その息切れどれくらいの強さですか?何かがその症状を悪化させますか?」
  • 患者: 「息切れはひどく、階段を上がると悪化します。」

英訳:

  • Doctor: “How severe is the shortness of breath? Does anything make it worse?”
  • Patient: “The shortness of breath is severe, and it gets worse when I go up the stairs.”

6. 診断に関するフレーズと会話例

呼吸器内科での診断結果を説明し、患者がその内容を理解できるようにするための表現です。

主要なフレーズ:

  • Diagnosis: 診断
  • Condition: 状態
  • Cause: 原因
  • Test results: 検査結果
  • Prognosis: 予後

日本語の会話例:

  • 医師: 「検査の結果、診断は肺炎です。原因は細菌感染です。」
  • 患者: 「治療で治りますか?」

英訳:

  • Doctor: “The diagnosis based on the test results is pneumonia. The cause is a bacterial infection.”
  • Patient: “Can it be treated?”

日本語の会話例:

  • 医師: 「抗生物質を使って治療を行いますが、予後については慎重に見守る必要があります。」
  • 患者: 「ありがとうございます。」

英訳:

  • Doctor: “We’ll treat it with antibiotics, but we’ll need to closely monitor the prognosis.”
  • Patient: “Thank you.”

7. 処方や治療に関するフレーズと会話例

診断が確定した後、処方や治療に関する説明を行います。薬の服用方法や治療計画について明確に伝えます。

主要なフレーズ:

  • Prescription: 処方箋
  • Dosage: 用量
  • Side effects: 副作用
  • Take before/after meals: 食前/食後に服用
  • Breathing exercises: 呼吸リハビリ

日本語の会話例:

  • 医師: 「こちらが処方箋です。1日2回、食後に服用してください。また、呼吸リハビリを行うと効果的です。」
  • 患者: 「副作用はありますか?」

英訳:

  • Doctor: “Here is your prescription. Please take it twice a day, after meals. Breathing exercises may also help.”
  • Patient: “Are there any side effects?”

日本語の会話例:

  • 医師: 「主な副作用は軽いめまいですが、何か異常があればすぐに連絡してください。」
  • 患者: 「わかりました。」

英訳:

  • Doctor: “The main side effect is mild dizziness, but if you notice anything unusual, please contact us immediately.”
  • Patient: “Understood.”

8. まとめ

この記事では、呼吸器内科の診察における症状の確認、診断、処方に関する英語フレーズや会話例を紹介しました。呼吸器の問題は日常生活に大きく影響を与えるため、患者との適切なコミュニケーションが非常に重要です。患者が安心して診察を受けられるよう、丁寧に説明を行いましょう。


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えみり
えみり
英語学習コンテンツライター
カリフォルニア州立大学サクラメント校で言語学を学び、現在は東京に住んでいます。日本の英会話スクールでの指導経験を持ち、特に大学生や若手社会人向けのカジュアルな英語表現の教え方に自信があります。海外ドラマや映画を使った実践的な英語学習法を得意とし、日常会話のコツを親しみやすい言葉で伝えます。趣味はカフェ巡りとNetflixのドラマ鑑賞、そしてビーチでのヨガでリフレッシュすること。読者がリラックスして英語を楽しめるよう、丁寧でわかりやすい記事作りを心がけています。
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