呼吸器内科における診察に関する英語フレーズと会話例
呼吸器内科では、主に肺や気道に関連する疾患や症状を診察します。咳、息切れ、胸の痛みなどの症状が主な特徴となります。呼吸器内科の診察では、症状の詳細や発症時期、生活習慣に関する質問が重要で、患者とのスムーズなコミュニケーションが治療において非常に大切です。
本記事では、呼吸器内科でよく使われる英語フレーズや会話例を紹介し、外国人患者にも対応できるようサポートします。
目次
- 呼吸器内科の診察でよく使われる症状の表現
- 呼吸器内科における診察の流れと会話例
- 呼吸器系検査に関する説明と会話例
- 診断後の治療に関するフレーズと会話例
- 症状をたずねる際の表現
- 診断に関するフレーズと会話例
- 処方や治療に関するフレーズと会話例
- まとめ
1. 呼吸器内科の診察でよく使われる症状の表現
呼吸器内科では、以下のような症状に関するフレーズが頻繁に使われます。これらを理解し、患者に適切に質問できることが重要です。
主要な症状:
- Cough: 咳
- Shortness of breath: 息切れ
- Wheezing: ぜいぜい息をする
- Chest pain: 胸の痛み
- Fatigue: 疲労
- Sputum production: 痰が出る
- Fever: 発熱
- Night sweats: 夜間の発汗
- Difficulty breathing: 呼吸困難
- Bluish lips: 唇が青紫になる
日本語の会話例:
- 医師: 「どのような症状がありますか?」
- 患者: 「咳と息切れが続いています。また、痰もよく出ます。」
英訳:
- Doctor: “What symptoms are you experiencing?”
- Patient: “I’ve been having a cough and shortness of breath. I’m also producing a lot of sputum.”
2. 呼吸器内科における診察の流れと会話例
呼吸器内科の診察では、呼吸機能や病歴、生活習慣(喫煙など)に関する質問が行われます。以下は、診察時によく使われる表現です。
主要なフレーズ:
- Smoking history: 喫煙歴
- Allergies: アレルギー
- Onset: 発症
- Duration: 持続時間
- Triggers: 引き金となるもの
日本語の会話例:
- 医師: 「喫煙歴はありますか?また、アレルギーはお持ちですか?」
- 患者: 「以前は喫煙していましたが、今は吸っていません。アレルギーはありません。」
英訳:
- Doctor: “Do you have a smoking history? And do you have any allergies?”
- Patient: “I used to smoke, but I don’t anymore. I don’t have any allergies.”
日本語の会話例:
- 医師: 「症状はいつから始まりましたか?また、どれくらいの間続いていますか?」
- 患者: 「1週間前からです。毎日続いています。」
英訳:
- Doctor: “When did your symptoms start? And how long have they been lasting?”
- Patient: “It started a week ago, and it’s been happening every day.”
3. 呼吸器系検査に関する説明と会話例
呼吸器内科では、呼吸機能を評価するために様々な検査が行われます。以下は、呼吸器系検査に関する代表的な検査です。
主要な検査:
- Chest X-ray: 胸部レントゲン
- CT scan: CTスキャン
- Pulmonary function test (PFT): 肺機能検査
- Spirometry: スパイロメトリー(肺活量測定)
- Sputum test: 痰検査
日本語の会話例:
- 医師: 「胸部レントゲンと肺機能検査を行って、肺の状態を確認します。検査はすぐに行えます。」
- 患者: 「検査はどれくらい時間がかかりますか?」
英訳:
- Doctor: “We’ll do a chest X-ray and a pulmonary function test to check the condition of your lungs. The tests can be done right away.”
- Patient: “How long will the tests take?”
日本語の会話例:
- 医師: 「呼吸の状態を詳しく確認するために、CTスキャンを行います。放射線を使いますが、危険はありません。」
- 患者: 「安全なんですね。」
英訳:
- Doctor: “We’ll perform a CT scan to get a detailed look at your lungs. It uses radiation, but it’s safe.”
- Patient: “That’s reassuring.”
4. 診断後の治療に関するフレーズと会話例
診断が確定した後は、治療方針や今後の処置について患者に説明します。
主要なフレーズ:
- Diagnosis: 診断
- Treatment: 治療
- Inhaler: 吸入器
- Antibiotics: 抗生物質
- Breathing exercises: 呼吸リハビリ
- Follow-up: 経過観察
日本語の会話例:
- 医師: 「検査結果に基づき、診断は喘息です。まずは吸入器を使って治療を始めましょう。」
- 患者: 「どれくらい吸入器を使い続ける必要がありますか?」
英訳:
- Doctor: “Based on the test results, the diagnosis is asthma. We’ll start treatment with an inhaler.”
- Patient: “How long will I need to use the inhaler?”
日本語の会話例:
- 医師: 「感染症が原因の可能性もあるため、抗生物質を処方します。2週間後に再度経過観察を行います。」
- 患者: 「わかりました。」
英訳:
- Doctor: “There may also be an infection, so I’ll prescribe antibiotics. We’ll do a follow-up in two weeks.”
- Patient: “Understood.”
5. 症状をたずねる際の表現
呼吸器内科では、患者の呼吸に関する症状を詳細に確認することが重要です。以下は、症状を具体的にたずねる際の表現です。
主要なフレーズ:
- How often: どれくらいの頻度で
- When did it start: いつから
- How severe: どれくらいの強さ
- Does anything make it better/worse: 何か楽になったり、悪化させたりするものがありますか?
日本語の会話例:
- 医師: 「咳はどれくらいの頻度で起きますか?いつから始まりましたか?」
- 患者: 「毎日咳が出ます。2週間前からです。」
英訳:
- Doctor: “How often do you cough? And when did it start?”
- Patient: “I cough every day. It started two weeks ago.”
日本語の会話例:
- 医師: 「その息切れはどれくらいの強さですか?何かがその症状を悪化させますか?」
- 患者: 「息切れはひどく、階段を上がると悪化します。」
英訳:
- Doctor: “How severe is the shortness of breath? Does anything make it worse?”
- Patient: “The shortness of breath is severe, and it gets worse when I go up the stairs.”
6. 診断に関するフレーズと会話例
呼吸器内科での診断結果を説明し、患者がその内容を理解できるようにするための表現です。
主要なフレーズ:
- Diagnosis: 診断
- Condition: 状態
- Cause: 原因
- Test results: 検査結果
- Prognosis: 予後
日本語の会話例:
- 医師: 「検査の結果、診断は肺炎です。原因は細菌感染です。」
- 患者: 「治療で治りますか?」
英訳:
- Doctor: “The diagnosis based on the test results is pneumonia. The cause is a bacterial infection.”
- Patient: “Can it be treated?”
日本語の会話例:
- 医師: 「抗生物質を使って治療を行いますが、予後については慎重に見守る必要があります。」
- 患者: 「ありがとうございます。」
英訳:
- Doctor: “We’ll treat it with antibiotics, but we’ll need to closely monitor the prognosis.”
- Patient: “Thank you.”
7. 処方や治療に関するフレーズと会話例
診断が確定した後、処方や治療に関する説明を行います。薬の服用方法や治療計画について明確に伝えます。
主要なフレーズ:
- Prescription: 処方箋
- Dosage: 用量
- Side effects: 副作用
- Take before/after meals: 食前/食後に服用
- Breathing exercises: 呼吸リハビリ
日本語の会話例:
- 医師: 「こちらが処方箋です。1日2回、食後に服用してください。また、呼吸リハビリを行うと効果的です。」
- 患者: 「副作用はありますか?」
英訳:
- Doctor: “Here is your prescription. Please take it twice a day, after meals. Breathing exercises may also help.”
- Patient: “Are there any side effects?”
日本語の会話例:
- 医師: 「主な副作用は軽いめまいですが、何か異常があればすぐに連絡してください。」
- 患者: 「わかりました。」
英訳:
- Doctor: “The main side effect is mild dizziness, but if you notice anything unusual, please contact us immediately.”
- Patient: “Understood.”
8. まとめ
この記事では、呼吸器内科の診察における症状の確認、診断、処方に関する英語フレーズや会話例を紹介しました。呼吸器の問題は日常生活に大きく影響を与えるため、患者との適切なコミュニケーションが非常に重要です。患者が安心して診察を受けられるよう、丁寧に説明を行いましょう。
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