小児科における診察に関する英語フレーズと会話例
小児科は、乳幼児から思春期までの子どもを対象とする診療科です。風邪や感染症、アレルギー、発育に関する相談が多く、小さな子どもとのコミュニケーションが必要です。保護者との連携や病状の確認、予防接種の案内など、特有の会話が重要になります。
この記事では、小児科でよく使われる英語フレーズや会話例を紹介し、外国人の親子にもスムーズに対応できるようサポートします。
目次
- 小児科の診察でよく使われる症状の表現
- 小児科における診察の流れと会話例
- 予防接種に関するフレーズと会話例
- 診断後の治療や薬に関するフレーズと会話例
- 発育や栄養相談に関するフレーズと会話例
- 保護者とのコミュニケーションに役立つフレーズ
- まとめ
1. 小児科の診察でよく使われる症状の表現
小児科では、子どもが感じている症状を保護者から聞き取り、具体的に症状を確認します。以下は、小児科でよく使われる症状の表現です。
主要な症状:
- Fever: 熱
- Cough: 咳
- Runny nose: 鼻水
- Sore throat: 喉の痛み
- Diarrhea: 下痢
- Vomiting: 嘔吐
- Rash: 発疹
- Ear pain: 耳の痛み
- Fatigue: 疲れ
- Lethargy: 活気のなさ
日本語の会話例:
- 医師: 「お子さんにどんな症状がありますか?」
- 保護者: 「咳と鼻水が出ていて、夜に熱が上がります。」
英訳:
- Doctor: “What symptoms does your child have?”
- Parent: “He has a cough and runny nose, and his fever goes up at night.”
2. 小児科における診察の流れと会話例
小児科の診察では、子どもの病状を細かく確認し、成長過程に合わせた診断を行います。保護者に症状や生活習慣について質問し、適切な治療方針を決めます。
主要なフレーズ:
- Any changes in appetite: 食欲の変化はありますか?
- Sleeping habits: 睡眠の習慣
- Breathing issues: 呼吸の問題
- Family history of illness: 家族の病歴
日本語の会話例:
- 医師: 「最近、食欲に変化はありましたか?また、睡眠はどうですか?」
- 保護者: 「あまり食べなくなりましたし、夜もあまり寝ていません。」
英訳:
- Doctor: “Has there been any change in appetite? And how is his sleeping?”
- Parent: “He’s not eating much, and he hasn’t been sleeping well at night.”
日本語の会話例:
- 医師: 「呼吸に問題がありますか?また、家族にアレルギーの方はいらっしゃいますか?」
- 保護者: 「呼吸は大丈夫ですが、夫がアレルギー体質です。」
英訳:
- Doctor: “Does he have any breathing issues? And is there anyone in the family with allergies?”
- Parent: “His breathing seems fine, but my husband has allergies.”
3. 予防接種に関するフレーズと会話例
小児科では、定期的な予防接種が重要です。保護者に予防接種スケジュールを確認し、必要な接種について説明します。
主要なフレーズ:
- Vaccination schedule: 予防接種のスケジュール
- Booster shot: 追加接種
- Flu shot: インフルエンザの予防接種
- Possible side effects: 副作用の可能性
日本語の会話例:
- 医師: 「予防接種のスケジュールは確認していますか?次はインフルエンザの予防接種が必要です。」
- 保護者: 「インフルエンザのワクチンはいつ受ければいいですか?」
英訳:
- Doctor: “Are you following the vaccination schedule? Next, he will need a flu shot.”
- Parent: “When should he get the flu vaccine?”
日本語の会話例:
- 医師: 「追加接種が必要です。接種後に副作用が出ることがありますが、軽い症状が多いです。」
- 保護者: 「副作用はどのようなものですか?」
英訳:
- Doctor: “He needs a booster shot. There may be possible side effects, but they are usually mild.”
- Parent: “What kind of side effects should I expect?”
4. 診断後の治療や薬に関するフレーズと会話例
診断後、適切な治療法や処方薬について説明します。子どもへの薬の投与方法や注意点について、保護者にわかりやすく伝えることが大切です。
主要なフレーズ:
- Antibiotics: 抗生物質
- Dosage: 投与量
- Liquid medication: 液体の薬
- Inhaler: 吸入器
- Side effects: 副作用
日本語の会話例:
- 医師: 「抗生物質を処方します。これを1日3回、食後に液体の薬として飲ませてください。」
- 保護者: 「副作用はありますか?」
英訳:
- Doctor: “I’ll prescribe antibiotics. Please give him the liquid medication three times a day, after meals.”
- Parent: “Are there any side effects?”
日本語の会話例:
- 医師: 「喘息の症状があるので、吸入器を使ってください。使い方はお見せします。」
- 保護者: 「いつ使えばいいですか?」
英訳:
- Doctor: “He has asthma symptoms, so please use this inhaler. I’ll show you how to use it.”
- Parent: “When should I use it?”
5. 発育や栄養相談に関するフレーズと会話例
子どもの発育や栄養に関する質問は小児科でよくあります。成長や食事のバランスについて保護者と話し合い、アドバイスを提供します。
主要なフレーズ:
- Growth chart: 成長曲線
- Nutritional balance: 栄養バランス
- Vitamin deficiency: ビタミン不足
- Physical development: 身体の発育
- Milestones: 発達段階
日本語の会話例:
- 医師: 「お子さんは成長曲線に沿って発育していますが、少し体重が軽めです。栄養バランスを見直しましょう。」
- 保護者: 「どのような食事を心がければいいですか?」
英訳:
- Doctor: “Your child is following the growth chart, but his weight is slightly low. Let’s look at his nutritional balance.”
- Parent: “What kind of diet should we focus on?”
日本語の会話例:
- 医師: 「ビタミンの不足が見られるので、ビタミン不足を補うためのサプリメントを勧めます。」
- 保護者: 「どのサプリメントが良いですか?」
英訳:
- Doctor: “There’s a sign of vitamin deficiency, so I recommend supplements to help.”
- Parent: “Which supplements would you recommend?”
6. 保護者とのコミュニケーションに役立つフレーズ
小児科では、保護者との信頼関係が特に大切です。子どもの健康について不安を抱えている保護者に対して、安心感を与える表現を使いましょう。
主要なフレーズ:
- It’s normal for children to get sick often: 子どもはよく病気になるものです
- Let’s keep monitoring: 状況を引き続き観察しましょう
- We’ll take it step by step: 一歩一歩進めていきましょう
- Don’t hesitate to ask if you have concerns: 心配なことがあればすぐに聞いてください
日本語の会話例:
- 医師: 「子どもはよく病気になるものですが、免疫がついていきます。大丈夫ですよ。」
- 保護者: 「本当に心配していました。ありがとうございます。」
英訳:
- Doctor: “It’s normal for children to get sick often, but they’ll build up their immune system. Don’t worry.”
- Parent: “I was really worried. Thank you so much.”
7. まとめ
この記事では、小児科での診察、予防接種、薬の投与、発育に関する相談など、幅広い英語フレーズや会話例を紹介しました。小児科診療では、保護者との連携が非常に重要であり、丁寧で親身なコミュニケーションが求められます。子どもの健康を第一に考え、保護者が安心できる対応を心がけましょう。
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