神経内科における診察に関する英語フレーズと会話例
神経内科では、主に脳や脊髄、神経に関連する症状や疾患の診察を行います。神経内科の診察では、細かい症状を確認し、適切な診断と治療を行うために患者とのコミュニケーションが非常に重要です。
本記事では、神経内科でよく使われる英語フレーズや会話例を紹介し、外国人患者にもスムーズに対応できるようサポートします。
目次
- 神経内科の診察でよく使われる症状の表現
- 神経内科における診察の流れと会話例
- 神経検査に関する説明と会話例
- 診断後の治療に関するフレーズと会話例
- 症状をたずねる際の表現
- 診断に関するフレーズと会話例
- 処方や治療に関するフレーズと会話例
- まとめ
**1. 神経内科の診察でよく使われる症状の表現
神経内科では、以下のような症状に関するフレーズが頻繁に使われます。これらを理解し、患者に適切に質問できることが重要です。
主要な症状:
- Headache: 頭痛
- Numbness: しびれ
- Dizziness: めまい
- Weakness: 筋力低下、無力感
- Tremor: 震え
- Memory loss: 記憶喪失
- Blurred vision: 視界がぼやける
- Seizure: けいれん、発作
- Balance problems: バランスの問題
- Speech difficulties: 言語障害
- Coordination issues: 調整機能の問題
日本語の会話例:
- 医師: 「どのような症状がありますか?」
- 患者: 「最近、頭痛とめまいがひどく、しびれも感じます。」
英訳:
- Doctor: “What symptoms are you experiencing?”
- Patient: “Recently, I’ve been having severe headaches and dizziness, and I also feel some numbness.”
2. 神経内科における診察の流れと会話例
神経内科の診察では、患者の症状に応じて様々な質問やテストが行われます。以下は、典型的な診察の流れです。
主要なフレーズ:
- Symptoms: 症状
- History of illness: 病歴
- Onset: 発症
- Duration: 持続時間
- Frequency: 頻度
日本語の会話例:
- 医師: 「いつからその症状がありますか? 発症の時期を教えてください。」
- 患者: 「1週間前からです。」
英訳:
- Doctor: “When did your symptoms start? Please tell me about the onset.”
- Patient: “It started about a week ago.”
日本語の会話例:
- 医師: 「症状はどれくらいの頻度で起きますか?また、持続時間はどれくらいですか?」
- 患者: 「毎日起きていて、1時間ほど続きます。」
英訳:
- Doctor: “How frequently do the symptoms occur, and how long do they last each time?”
- Patient: “It happens every day and lasts for about an hour.”
3. 神経検査に関する説明と会話例
神経内科の診察では、症状に応じて神経検査を行うことがよくあります。以下の検査が頻繁に行われます。
主要な検査:
- MRI: 磁気共鳴画像
- CT scan: コンピューター断層撮影
- EEG (Electroencephalogram): 脳波検査
- Lumbar puncture: 腰椎穿刺
- Nerve conduction study: 神経伝導速度検査
日本語の会話例:
- 医師: 「おそらくMRI検査が必要です。脳の詳細な画像を確認して、異常がないか確認します。」
- 患者: 「痛みはありますか?」
英訳:
- Doctor: “You will likely need an MRI scan. We’ll use it to get detailed images of your brain to check for any abnormalities.”
- Patient: “Will it hurt?”
日本語の会話例:
- 医師: 「いいえ、MRIは痛みを伴わない検査です。ただし、少し音が大きいのでリラックスしてください。」
- 患者: 「安心しました。」
英訳:
- Doctor: “No, the MRI is a painless procedure. However, it can be a bit loud, so please try to relax.”
- Patient: “That’s a relief.”
4. 診断後の治療に関するフレーズと会話例
診断が確定した後は、治療方針を患者に説明し、次のステップに進みます。
主要なフレーズ:
- Diagnosis: 診断
- Treatment: 治療
- Medication: 薬物治療
- Physical therapy: 理学療法
- Surgery: 手術
- Follow-up: 経過観察
日本語の会話例:
- 医師: 「検査結果に基づき、診断は軽度の脳卒中です。今後、薬物治療と理学療法が必要です。」
- 患者: 「すぐに治療が始まるんですね。」
英訳:
- Doctor: “Based on the test results, the diagnosis is a mild stroke. You will need medication and physical therapy moving forward.”
- Patient: “So, treatment starts immediately?”
日本語の会話例:
- 医師: 「はい、すぐに治療を始めます。2週間後に再度経過観察のための診察を行います。」
- 患者: 「ありがとうございます。」
英訳:
- Doctor: “Yes, we’ll start treatment right away. We will schedule a follow-up appointment in two weeks to monitor your progress.”
- Patient: “Thank you.”
5. 症状をたずねる際の表現
神経内科の診察では、細かい症状を確認することが診断に不可欠です。以下は、症状を詳細に尋ねる際に役立つ表現です。
主要なフレーズ:
- How long: どれくらいの間
- Where exactly: 正確にはどこ
- When did it start: いつから
- How severe: どれくらいの強さ
- What triggers: 何が引き金
- Does anything make it better/worse: 何か楽になったり、悪化させたりするものがありますか?
日本語の会話例:
- 医師: 「痛みはどこにありますか? いつからその痛みがありますか?」
- 患者: 「頭の左側が痛いです。1週間前から始まりました。」
英訳:
- Doctor: “Where is the pain located? When did the pain start?”
- Patient: “The left side of my head hurts. It started about a week ago.”
日本語の会話例:
- 医師: 「その痛みはどれくらい強いですか?また、何かがその痛みを悪化させますか?」
- 患者: 「とても強い痛みです。明るい光を見ると悪化します。」
英訳:
- Doctor: “How severe is the pain? Does anything make it worse?”
- Patient: “The pain is very severe. It gets worse when I look at bright lights.”
6. 診断に関するフレーズと会話例
診断結果を説明し、患者がその内容を理解できるようにするための表現です。
主要なフレーズ:
- Diagnosis: 診断
- Condition: 状態
- Cause: 原因
- Test results: 検査結果
- Prognosis: 予後
日本語の会話例:
- 医師: 「検査の結果、あなたの診断は片頭痛です。原因はストレスや睡眠不足かもしれません。」
- 患者: 「他の病気の可能性はありますか?」
英訳:
- Doctor: “The diagnosis based on the test results is a migraine. The cause might be stress or lack of sleep.”
- Patient: “Is there a possibility of another condition?”
日本語の会話例:
- 医師: 「今のところ、片頭痛以外の問題は見つかっていませんが、予後については今後の経過を見守る必要があります。」
- 患者: 「ありがとうございます。」
英訳:
- Doctor: “At this time, we haven’t found any other issues besides the migraine, but we will need to monitor your progress for the prognosis.”
- Patient: “Thank you.”
7. 処方や治療に関するフレーズと会話例
診断が確定した後、処方や治療に関する説明を行います。薬の服用方法や治療計画について明確に伝えます。
主要なフレーズ:
- Prescription: 処方箋
- Dosage: 用量
- Side effects: 副作用
- Take before/after meals: 食前/食後に服用
- Physical therapy: 理学療法
日本語の会話例:
- 医師: 「こちらが処方箋です。1日3回、食後に服用してください。」
- 患者: 「副作用はありますか?」
英訳:
- Doctor: “Here is your prescription. Please take it three times a day, after meals.”
- Patient: “Are there any side effects?”
日本語の会話例:
- 医師: 「主な副作用は眠気ですが、他に何か異常があればすぐに連絡してください。」
- 患者: 「わかりました。」
英訳:
- Doctor: “The main side effect is drowsiness, but if you notice anything else unusual, please contact us immediately.”
- Patient: “Understood.”
8. まとめ
この記事では、神経内科の診察における症状の確認、診断、処方に関する英語フレーズや会話例を紹介しました。神経内科では、複雑な症状や検査が多いため、患者とのコミュニケーションが特に重要です。適切な質問を行い、診断と治療に向けたプロセスを丁寧に説明することで、患者が安心して診察を受けられるようサポートしましょう。
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