血液内科における診察に関する英語フレーズと会話例
血液内科では、主に血液に関連する疾患(貧血、白血病、リンパ腫、血液凝固異常など)や症状を診察します。血液の異常は、全身に影響を与える可能性があり、症状の確認や血液検査の結果が診断に重要な役割を果たします。
本記事では、血液内科でよく使われる英語フレーズや会話例を紹介し、外国人患者にも対応できるようサポートします。
目次
- 血液内科の診察でよく使われる症状の表現
- 血液内科における診察の流れと会話例
- 血液検査に関する説明と会話例
- 診断後の治療に関するフレーズと会話例
- 症状をたずねる際の表現
- 診断に関するフレーズと会話例
- 処方や治療に関するフレーズと会話例
- まとめ
1. 血液内科の診察でよく使われる症状の表現
血液内科では、以下のような症状に関するフレーズが頻繁に使われます。これらを理解し、患者に適切に質問できることが重要です。
主要な症状:
- Fatigue: 疲労
- Pale skin: 蒼白な皮膚
- Bruising: あざができやすい
- Bleeding: 出血しやすい
- Frequent infections: 頻繁な感染症
- Shortness of breath: 息切れ
- Swollen lymph nodes: リンパ節の腫れ
- Fever: 発熱
- Night sweats: 夜間の発汗
- Weight loss: 体重減少
日本語の会話例:
- 医師: 「どのような症状がありますか?」
- 患者: 「最近、疲れやすく、皮膚が蒼白になっています。あと、あざができやすいです。」
英訳:
- Doctor: “What symptoms are you experiencing?”
- Patient: “Recently, I’ve been feeling fatigued, my skin looks pale, and I bruise easily.”
2. 血液内科における診察の流れと会話例
血液内科の診察では、患者の症状や血液に関連する問題の背景を詳しく確認します。以下は、診察時によく使われる表現です。
主要なフレーズ:
- Bleeding history: 出血歴
- Family history: 家族歴
- Onset: 発症
- Duration: 持続時間
- Frequency: 頻度
日本語の会話例:
- 医師: 「出血しやすいと感じていますか?また、ご家族に同じような症状の方はいらっしゃいますか?」
- 患者: 「はい、少しのことで出血します。家族に同じ症状の人はいません。」
英訳:
- Doctor: “Have you noticed that you bleed easily? And does anyone in your family have similar symptoms?”
- Patient: “Yes, I bleed even with small injuries. No one in my family has similar symptoms.”
日本語の会話例:
- 医師: 「いつからその症状がありますか?どれくらい続いていますか?」
- 患者: 「2ヶ月前からで、最近悪化しています。」
英訳:
- Doctor: “When did your symptoms start? And how long have they lasted?”
- Patient: “They started two months ago and have been getting worse recently.”
3. 血液検査に関する説明と会話例
血液内科では、診断に血液検査が欠かせません。以下は、血液検査に関する説明とその会話例です。
主要な検査:
- Complete blood count (CBC): 全血球計算
- Bone marrow biopsy: 骨髄生検
- Coagulation test: 凝固検査
- Liver function test: 肝機能検査
- Blood smear: 血液塗抹検査
日本語の会話例:
- 医師: 「全血球計算を行って、血液の細胞数を確認します。」
- 患者: 「それは痛みを伴いますか?」
英訳:
- Doctor: “We’ll perform a complete blood count to check the number of cells in your blood.”
- Patient: “Will it hurt?”
日本語の会話例:
- 医師: 「骨髄生検を行って、血液の異常を調べます。少し痛みがありますが、局所麻酔を使用します。」
- 患者: 「安全ですか?」
英訳:
- Doctor: “We’ll do a bone marrow biopsy to check for abnormalities in your blood. There will be some discomfort, but we’ll use local anesthesia.”
- Patient: “Is it safe?”
4. 診断後の治療に関するフレーズと会話例
診断が確定した後は、治療方針や今後の治療計画について患者に説明します。
主要なフレーズ:
- Diagnosis: 診断
- Chemotherapy: 化学療法
- Bone marrow transplant: 骨髄移植
- Blood transfusion: 輸血
- Medication: 薬物治療
- Follow-up: 経過観察
日本語の会話例:
- 医師: 「検査結果に基づき、診断は白血病です。化学療法と骨髄移植が必要です。」
- 患者: 「どれくらい治療が続きますか?」
英訳:
- Doctor: “Based on the test results, the diagnosis is leukemia. You will need chemotherapy and possibly a bone marrow transplant.”
- Patient: “How long will the treatment last?”
日本語の会話例:
- 医師: 「治療は数ヶ月にわたる可能性があります。定期的な経過観察も必要です。」
- 患者: 「ありがとうございます。」
英訳:
- Doctor: “The treatment may last several months. We will also need regular follow-ups.”
- Patient: “Thank you.”
5. 症状をたずねる際の表現
血液内科では、患者の血液に関連する症状を詳細に確認することが重要です。以下は、症状を具体的にたずねる際の表現です。
主要なフレーズ:
- How often: どれくらいの頻度で
- When did it start: いつから
- How severe: どれくらいの強さ
- Does anything make it better/worse: 何か楽になったり、悪化させたりするものがありますか?
日本語の会話例:
- 医師: 「あざができやすいのはどれくらいの頻度ですか?いつからその症状がありますか?」
- 患者: 「2週間前からで、頻繁にあざができるようになりました。」
英訳:
- Doctor: “How often do you bruise easily? And when did it start?”
- Patient: “It started two weeks ago, and I’ve been bruising frequently.”
日本語の会話例:
- 医師: 「出血しやすい症状はどれくらいの強さですか?何かがその症状を悪化させますか?」
- 患者: 「軽い傷でもひどく出血します。特に、運動した後に悪化します。」
英訳:
- Doctor: “How severe is the bleeding? Does anything make it worse?”
- Patient: “Even small cuts bleed heavily, and it gets worse after exercise.”
6. 診断に関するフレーズと会話例
血液内科での診断結果を説明し、患者がその内容を理解できるようにするための表現です。
主要なフレーズ:
- Diagnosis: 診断
- Condition: 状態
- Cause: 原因
- Test results: 検査結果
- Prognosis: 予後
日本語の会話例:
- 医師: 「検査の結果、診断は貧血です。原因は鉄分不足です。」
- 患者: 「治療で治りますか?」
英訳:
- Doctor: “The diagnosis based on the test results is anemia. The cause is iron deficiency.”
- Patient: “Can it be treated?”
日本語の会話例:
- 医師: 「治療によって改善する可能性がありますが、定期的な検査が必要です。予後は慎重に見守ります。」
- 患者: 「わかりました。」
英訳:
- Doctor: “We can improve your condition with treatment, but you’ll need regular check-ups. We’ll monitor the prognosis closely.”
- Patient: “Understood.”
7. 処方や治療に関するフレーズと会話例
診断が確定した後、処方や治療に関する説明を行います。薬の服用方法や治療計画について明確に伝えます。
主要なフレーズ:
- Prescription: 処方箋
- Dosage: 用量
- Side effects: 副作用
- Take before/after meals: 食前/食後に服用
- Iron supplements: 鉄分補充剤
日本語の会話例:
- 医師: 「こちらが処方箋です。1日1回、食後に服用してください。鉄分補充剤です。」
- 患者: 「副作用はありますか?」
英訳:
- Doctor: “Here is your prescription. Please take it once a day, after meals. It’s an iron supplement.”
- Patient: “Are there any side effects?”
日本語の会話例:
- 医師: 「主な副作用は軽い吐き気ですが、何か異常があればすぐに連絡してください。」
- 患者: 「わかりました。」
英訳:
- Doctor: “The main side effect is mild nausea, but if you notice anything unusual, please contact us immediately.”
- Patient: “Understood.”
8. まとめ
この記事では、血液内科の診察における症状の確認、診断、処方に関する英語フレーズや会話例を紹介しました。血液の問題は全身に影響を及ぼすため、患者との丁寧なコミュニケーションが非常に重要です。患者が安心して診察を受けられるよう、丁寧に説明を行いましょう。
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