視力検査に関する英語フレーズと会話例
視力検査は、眼科で行われる最も基本的な検査の一つで、患者の視力の状態を確認し、近視、遠視、乱視などの異常を診断します。視力検査を通して、メガネやコンタクトレンズの処方や、視力低下の原因を特定することができます。
この記事では、視力検査に関する基本的な英語フレーズや会話例を紹介し、外国人患者にもスムーズに対応できるようサポートします。
目次
1. 視力検査の流れ
視力検査では、視力表や専用機器を使って、患者がどれだけ明瞭に物を見ることができるかを確認します。検査は、両目の視力だけでなく、片目ずつの視力も測定します。検査の結果に基づいて、メガネやコンタクトレンズの処方が行われることがあります。
視力検査でよく使われる機器と用語:
- Eye chart: 視力表
- Snellen chart: スネル式視力表(アルファベットの文字が並んだ視力表)
- Autorefractor: オートレフラクトメーター(視力自動測定器)
- Phoropter: フォロプター(視力矯正の度数を測定する機器)
- Visual acuity: 視力
- Peripheral vision: 視野の端
2. 視力検査に関する基本フレーズと会話例
視力検査では、患者に文字や記号を読んでもらったり、視力表を見ながら指示に従ってもらうことが必要です。患者にリラックスして検査を受けてもらうため、分かりやすい指示が大切です。
主要なフレーズ:
- Please cover your right eye.: 右目を覆ってください。
- Now, please cover your left eye.: 次に、左目を覆ってください。
- Can you read the letters on the chart?: 視力表の文字を読めますか?
- Please read the smallest line you can see clearly.: はっきり見える一番小さい行を読んでください。
- Is this clearer or blurrier?: これはよりはっきりしていますか、それともぼやけていますか?
日本語の会話例:
- 医師: 「右目を覆って、視力表の文字を読んでください。」
- 患者: 「少しぼやけています。」
英訳:
- Doctor: “Please cover your right eye and read the letters on the chart.”
- Patient: “They’re a little blurry.”
日本語の会話例:
- 医師: 「次に、左目を覆って、今度は左目で同じことをしてください。」
- 患者: 「小さい文字が見えにくいです。」
英訳:
- Doctor: “Now, please cover your left eye and do the same with your left eye.”
- Patient: “It’s hard to see the smaller letters.”
3. 近視・遠視・乱視に関する説明と会話例
視力検査の結果、患者が近視(myopia)、遠視(hyperopia)、または乱視(astigmatism)と診断されることがあります。患者に対して、それぞれの状態について説明し、どのような視力矯正が必要かを伝えます。
主要なフレーズ:
- Myopia (nearsightedness): 近視
- Hyperopia (farsightedness): 遠視
- Astigmatism: 乱視
- Clear up close, blurry at a distance: 近くははっきり、遠くはぼやける
- Clear at a distance, blurry up close: 遠くははっきり、近くはぼやける
日本語の会話例:
- 医師: 「視力検査の結果、近視ですね。近くははっきり見えますが、遠くはぼやける状態です。」
- 患者: 「そうです、遠くのものが見えにくいです。」
英訳:
- Doctor: “Your vision test shows that you have myopia. You can see clearly up close, but things are blurry at a distance.”
- Patient: “Yes, I’ve been having trouble seeing things far away.”
日本語の会話例:
- 医師: 「少し乱視がありますので、レンズで矯正できます。」
- 患者: 「どのくらいの頻度でメガネをかけるべきですか?」
英訳:
- Doctor: “You have a mild astigmatism, which can be corrected with lenses.”
- Patient: “How often should I wear my glasses?”
4. 視力矯正に関するフレーズと会話例
視力検査の結果に基づき、メガネやコンタクトレンズが処方されることがあります。視力矯正の方法や、どのように使用するかについて説明します。
主要なフレーズ:
- Prescription glasses: 処方メガネ
- Contact lenses: コンタクトレンズ
- Lens strength: レンズの強さ
- Bifocals: 二重焦点レンズ
- Wearing schedule: 着用スケジュール
日本語の会話例:
- 医師: 「この検査結果に基づいてメガネを処方します。これで視力がかなり改善するはずです。」
- 患者: 「メガネはどのくらいの頻度でかけるべきですか?」
英訳:
- Doctor: “Based on these test results, I’ll prescribe you glasses. Your vision should improve significantly.”
- Patient: “How often should I wear the glasses?”
日本語の会話例:
- 医師: 「コンタクトレンズも選択肢としてありますが、最初は短い時間で試してみてください。慣れるまで時間がかかることがあります。」
- 患者: 「コンタクトレンズの手入れはどうすればいいですか?」
英訳:
- Doctor: “Contact lenses are also an option, but try wearing them for shorter periods at first. It might take some time to get used to them.”
- Patient: “How should I take care of the contact lenses?”
5. 患者の不安を和らげるためのフレーズ
視力検査や新しいメガネ・コンタクトレンズの処方は、患者にとって不安を伴うことがあります。患者が安心して検査を受け、治療に従えるよう、丁寧に説明し、不安を和らげるフレーズを使いましょう。
主要なフレーズ:
- This is a routine test: これは一般的な検査です
- There’s no need to worry: 心配しなくて大丈夫です
- Your vision will improve with these lenses: このレンズで視力が改善します
- Feel free to ask any questions: 質問があれば、遠慮なくどうぞ
日本語の会話例:
- 医師: 「これは一般的な検査なので、心配しなくても大丈夫です。リラックスして行いましょう。」
- 患者: 「ありがとうございます。それを聞いて安心しました。」
英訳:
- Doctor: “This is a routine test, so there’s no need to worry. Let’s take it step by step.”
- Patient: “Thank you, that’s reassuring.”
6. まとめ
この記事では、視力検査における基本的な流れや近視・遠視・乱視の説明、視力矯正に関する英語フレーズと会話例を紹介しました。眼科で行われる視力検査は、患者の視力を正確に評価し、適切な治療や矯正方法を提案するための重要なステップです。外国人患者が不安なく検査を受け、安心して治療に進めるよう、丁寧で配慮ある対応を心がけましょう。
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