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血液内科における診察に関する英語フレーズと会話例

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血液内科では、主に血液に関連する疾患(貧血、白血病、リンパ腫、血液凝固異常など)や症状を診察します。血液の異常は、全身に影響を与える可能性があり、症状の確認や血液検査の結果が診断に重要な役割を果たします。

本記事では、血液内科でよく使われる英語フレーズや会話例を紹介し、外国人患者にも対応できるようサポートします。


目次

  1. 血液内科の診察でよく使われる症状の表現
  2. 血液内科における診察の流れと会話例
  3. 血液検査に関する説明と会話例
  4. 診断後の治療に関するフレーズと会話例
  5. 症状をたずねる際の表現
  6. 診断に関するフレーズと会話例
  7. 処方や治療に関するフレーズと会話例
  8. まとめ

1. 血液内科の診察でよく使われる症状の表現

血液内科では、以下のような症状に関するフレーズが頻繁に使われます。これらを理解し、患者に適切に質問できることが重要です。

主要な症状:

  • Fatigue: 疲労
  • Pale skin: 蒼白な皮膚
  • Bruising: あざができやすい
  • Bleeding: 出血しやすい
  • Frequent infections: 頻繁な感染症
  • Shortness of breath: 息切れ
  • Swollen lymph nodes: リンパ節の腫れ
  • Fever: 発熱
  • Night sweats: 夜間の発汗
  • Weight loss: 体重減少

日本語の会話例:

  • 医師: 「どのような症状がありますか?」
  • 患者: 「最近、疲れやすく、皮膚が蒼白になっています。あと、あざができやすいです。」

英訳:

  • Doctor: “What symptoms are you experiencing?”
  • Patient: “Recently, I’ve been feeling fatigued, my skin looks pale, and I bruise easily.”

2. 血液内科における診察の流れと会話例

血液内科の診察では、患者の症状や血液に関連する問題の背景を詳しく確認します。以下は、診察時によく使われる表現です。

主要なフレーズ:

  • Bleeding history: 出血歴
  • Family history: 家族歴
  • Onset: 発症
  • Duration: 持続時間
  • Frequency: 頻度

日本語の会話例:

  • 医師: 「出血しやすいと感じていますか?また、ご家族に同じような症状の方はいらっしゃいますか?」
  • 患者: 「はい、少しのことで出血します。家族に同じ症状の人はいません。」

英訳:

  • Doctor: “Have you noticed that you bleed easily? And does anyone in your family have similar symptoms?”
  • Patient: “Yes, I bleed even with small injuries. No one in my family has similar symptoms.”

日本語の会話例:

  • 医師: 「いつからその症状がありますか?どれくらい続いていますか?」
  • 患者: 「2ヶ月前からで、最近悪化しています。」

英訳:

  • Doctor: “When did your symptoms start? And how long have they lasted?”
  • Patient: “They started two months ago and have been getting worse recently.”

3. 血液検査に関する説明と会話例

血液内科では、診断に血液検査が欠かせません。以下は、血液検査に関する説明とその会話例です。

主要な検査:

  • Complete blood count (CBC): 全血球計算
  • Bone marrow biopsy: 骨髄生検
  • Coagulation test: 凝固検査
  • Liver function test: 肝機能検査
  • Blood smear: 血液塗抹検査

日本語の会話例:

  • 医師: 「全血球計算を行って、血液の細胞数を確認します。」
  • 患者: 「それは痛みを伴いますか?」

英訳:

  • Doctor: “We’ll perform a complete blood count to check the number of cells in your blood.”
  • Patient: “Will it hurt?”

日本語の会話例:

  • 医師: 「骨髄生検を行って、血液の異常を調べます。少し痛みがありますが、局所麻酔を使用します。」
  • 患者: 「安全ですか?」

英訳:

  • Doctor: “We’ll do a bone marrow biopsy to check for abnormalities in your blood. There will be some discomfort, but we’ll use local anesthesia.”
  • Patient: “Is it safe?”

4. 診断後の治療に関するフレーズと会話例

診断が確定した後は、治療方針や今後の治療計画について患者に説明します。

主要なフレーズ:

  • Diagnosis: 診断
  • Chemotherapy: 化学療法
  • Bone marrow transplant: 骨髄移植
  • Blood transfusion: 輸血
  • Medication: 薬物治療
  • Follow-up: 経過観察

日本語の会話例:

  • 医師: 「検査結果に基づき、診断は白血病です。化学療法骨髄移植が必要です。」
  • 患者: 「どれくらい治療が続きますか?」

英訳:

  • Doctor: “Based on the test results, the diagnosis is leukemia. You will need chemotherapy and possibly a bone marrow transplant.”
  • Patient: “How long will the treatment last?”

日本語の会話例:

  • 医師: 「治療は数ヶ月にわたる可能性があります。定期的な経過観察も必要です。」
  • 患者: 「ありがとうございます。」

英訳:

  • Doctor: “The treatment may last several months. We will also need regular follow-ups.”
  • Patient: “Thank you.”

5. 症状をたずねる際の表現

血液内科では、患者の血液に関連する症状を詳細に確認することが重要です。以下は、症状を具体的にたずねる際の表現です。

主要なフレーズ:

  • How often: どれくらいの頻度で
  • When did it start: いつから
  • How severe: どれくらいの強さ
  • Does anything make it better/worse: 何か楽になったり、悪化させたりするものがありますか?

日本語の会話例:

  • 医師: 「あざができやすいのはどれくらいの頻度ですか?いつからその症状がありますか?」
  • 患者: 「2週間前からで、頻繁にあざができるようになりました。」

英訳:

  • Doctor: “How often do you bruise easily? And when did it start?”
  • Patient: “It started two weeks ago, and I’ve been bruising frequently.”

日本語の会話例:

  • 医師: 「出血しやすい症状はどれくらいの強さですか?何かがその症状を悪化させますか?」
  • 患者: 「軽い傷でもひどく出血します。特に、運動した後に悪化します。」

英訳:

  • Doctor: “How severe is the bleeding? Does anything make it worse?”
  • Patient: “Even small cuts bleed heavily, and it gets worse after exercise.”

6. 診断に関するフレーズと会話例

血液内科での診断結果を説明し、患者がその内容を理解できるようにするための表現です。

主要なフレーズ:

  • Diagnosis: 診断
  • Condition: 状態
  • Cause: 原因
  • Test results: 検査結果
  • Prognosis: 予後

日本語の会話例:

  • 医師: 「検査の結果、診断は貧血です。原因は鉄分不足です。」
  • 患者: 「治療で治りますか?」

英訳:

  • Doctor: “The diagnosis based on the test results is anemia. The cause is iron deficiency.”
  • Patient: “Can it be treated?”

日本語の会話例:

  • 医師: 「治療によって改善する可能性がありますが、定期的な検査が必要です。予後は慎重に見守ります。」
  • 患者: 「わかりました。」

英訳:

  • Doctor: “We can improve your condition with treatment, but you’ll need regular check-ups. We’ll monitor the prognosis closely.”
  • Patient: “Understood.”

7. 処方や治療に関するフレーズと会話例

診断が確定した後、処方や治療に関する説明を行います。薬の服用方法や治療計画について明確に伝えます。

主要なフレーズ:

  • Prescription: 処方箋
  • Dosage: 用量
  • Side effects: 副作用
  • Take before/after meals: 食前/食後に服用
  • Iron supplements: 鉄分補充剤

日本語の会話例:

  • 医師: 「こちらが処方箋です。1日1回、食後に服用してください。鉄分補充剤です。」
  • 患者: 「副作用はありますか?」

英訳:

  • Doctor: “Here is your prescription. Please take it once a day, after meals. It’s an iron supplement.”
  • Patient: “Are there any side effects?”

日本語の会話例:

  • 医師: 「主な副作用は軽い吐き気ですが、何か異常があればすぐに連絡してください。」
  • 患者: 「わかりました。」

英訳:

  • Doctor: “The main side effect is mild nausea, but if you notice anything unusual, please contact us immediately.”
  • Patient: “Understood.”

8. まとめ

この記事では、血液内科の診察における症状の確認、診断、処方に関する英語フレーズや会話例を紹介しました。血液の問題は全身に影響を及ぼすため、患者との丁寧なコミュニケーションが非常に重要です。患者が安心して診察を受けられるよう、丁寧に説明を行いましょう。


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えみり
えみり
英語学習コンテンツライター
カリフォルニア州立大学サクラメント校で言語学を学び、現在は東京に住んでいます。日本の英会話スクールでの指導経験を持ち、特に大学生や若手社会人向けのカジュアルな英語表現の教え方に自信があります。海外ドラマや映画を使った実践的な英語学習法を得意とし、日常会話のコツを親しみやすい言葉で伝えます。趣味はカフェ巡りとNetflixのドラマ鑑賞、そしてビーチでのヨガでリフレッシュすること。読者がリラックスして英語を楽しめるよう、丁寧でわかりやすい記事作りを心がけています。
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