整形外科における診察に関する英語フレーズと会話例
整形外科では、骨、関節、筋肉、靭帯、腱に関連する疾患や外傷を診察し、手術やリハビリを通じて治療することが一般的です。特に、骨折や捻挫、関節痛、腰痛などの症状に対応することが多く、患者とのコミュニケーションでは痛みの度合いや動作制限、手術やリハビリに関する説明が重要です。
本記事では、整形外科でよく使われる英語フレーズや会話例を紹介し、外国人患者にもスムーズに対応できるようサポートします。
目次
- 整形外科の診察でよく使われる症状の表現
- 整形外科における診察の流れと会話例
- 整形外科に関連する検査・診断に関する説明と会話例
- 診断後の治療や手術に関するフレーズと会話例
- リハビリテーションに関するフレーズと会話例
- 症状をたずねる際の表現
- 診断に関するフレーズと会話例
- まとめ
1. 整形外科の診察でよく使われる症状の表現
整形外科では、骨や関節、筋肉に関連する問題が中心となります。以下のような症状に関するフレーズがよく使われます。
主要な症状:
- Joint pain: 関節痛
- Back pain: 腰痛
- Fracture: 骨折
- Sprain: 捻挫
- Swelling: 腫れ
- Stiffness: こわばり
- Limited range of motion: 可動域の制限
- Muscle weakness: 筋力低下
- Tingling or numbness: しびれやうずき
- Difficulty walking: 歩行困難
日本語の会話例:
- 医師: 「どのような症状がありますか?」
- 患者: 「膝の痛みがひどく、歩行が困難です。」
英訳:
- Doctor: “What symptoms are you experiencing?”
- Patient: “I have severe knee pain, and I’m having trouble walking.”
2. 整形外科における診察の流れと会話例
整形外科の診察では、痛みや動きに関する詳細を確認し、骨や関節の損傷の程度を評価します。次に、手術が必要かどうかの判断をします。
主要なフレーズ:
- Range of motion: 可動域
- Pain with movement: 動作時の痛み
- Injury history: けがの歴史
- Previous surgeries: 過去の手術歴
- Physical activity: 身体活動
日本語の会話例:
- 医師: 「可動域はどれくらい制限されていますか?痛みはありますか?」
- 患者: 「膝があまり曲がらず、痛みが強いです。」
英訳:
- Doctor: “How limited is your range of motion? Do you have any pain?”
- Patient: “I can’t bend my knee much, and the pain is severe.”
日本語の会話例:
- 医師: 「過去に膝のけがや手術を受けたことはありますか?」
- 患者: 「3年前に靭帯を損傷し、手術を受けました。」
英訳:
- Doctor: “Have you had any knee injuries or surgeries in the past?”
- Patient: “I tore a ligament three years ago and had surgery.”
3. 整形外科に関連する検査・診断に関する説明と会話例
整形外科では、骨や関節、靭帯の損傷を評価するために画像診断や動作検査が行われます。
主要な検査:
- X-ray: レントゲン
- MRI: MRI
- CT scan: CTスキャン
- Bone density test: 骨密度検査
- Ultrasound: 超音波検査
日本語の会話例:
- 医師: 「膝の状態を確認するためにレントゲンとMRIを撮ります。」
- 患者: 「MRIは痛みを伴いますか?」
英訳:
- Doctor: “We’ll take an X-ray and an MRI to check the condition of your knee.”
- Patient: “Will the MRI be painful?”
日本語の会話例:
- 医師: 「骨の強さを調べるために骨密度検査を行います。」
- 患者: 「どのように行う検査ですか?」
英訳:
- Doctor: “We’ll do a bone density test to check the strength of your bones.”
- Patient: “How is that test performed?”
4. 診断後の治療や手術に関するフレーズと会話例
整形外科では、手術や保存的療法の選択肢があります。以下は、診断後の治療に関する説明です。
主要なフレーズ:
- Surgery: 手術
- Conservative treatment: 保存療法
- Physical therapy: 理学療法
- Rehabilitation: リハビリ
- Joint replacement: 関節置換
日本語の会話例:
- 医師: 「膝の状態は手術が必要です。関節を置換する関節置換手術を行います。」
- 患者: 「回復にはどれくらいかかりますか?」
英訳:
- Doctor: “Your knee requires surgery. We’ll perform a joint replacement surgery.”
- Patient: “How long will recovery take?”
日本語の会話例:
- 医師: 「手術を避ける場合、理学療法と保存療法を行います。これにより、症状が軽減されるかもしれません。」
- 患者: 「どれくらいの頻度で通院が必要ですか?」
英訳:
- Doctor: “If you want to avoid surgery, we’ll use physical therapy and conservative treatment. This may help reduce your symptoms.”
- Patient: “How often will I need to come in?”
5. リハビリテーションに関するフレーズと会話例
リハビリは、整形外科手術後やけがからの回復において非常に重要です。患者が自宅でも行えるエクササイズやリハビリ計画についても説明します。
主要なフレーズ:
- Rehabilitation exercises: リハビリ運動
- Range of motion exercises: 可動域を広げる運動
- Strength training: 筋力トレーニング
- Recovery timeline: 回復期間
- Physical therapist: 理学療法士
日本語の会話例:
- 医師: 「リハビリには可動域を広げる運動と筋力トレーニングが含まれます。理学療法士がサポートします。」
- 患者: 「リハビリにはどれくらいの期間がかかりますか?」
英訳:
- Doctor: “Your rehabilitation will include range of motion exercises and strength training. A physical therapist will assist you.”
- Patient: “How long will the rehabilitation take?”
日本語の会話例:
- 医師: 「毎日自宅で行えるエクササイズもあります。しっかりとリハビリ運動を続けてください。」
- 患者: 「自宅でも行うんですね。」
英訳:
- Doctor: “There are also exercises you can do at home. Please continue your rehabilitation exercises regularly.”
- Patient: “So, I’ll be doing exercises at home as well.”
6. 症状をたずねる際の表現
整形外科の診察では、患者の痛みや可動域の制限について詳細に確認することが必要です。以下は、症状を具体的にたずねる際の表現です。
主要なフレーズ:
- How often: どれくらいの頻度で
- When did it start: いつから
- How severe: 症状の強さ
- What movements are difficult: どの動作が困難ですか?
日本語の会話例:
- 医師: 「腰痛はどれくらい続いていますか?いつから痛みが始まりましたか?」
- 患者: 「1ヶ月前から痛みが続いています。」
英訳:
- Doctor: “How long have you had your back pain? When did it start?”
- Patient: “I’ve had the pain for about a month.”
日本語の会話例:
- 医師: 「どの動作が困難ですか?歩くと痛みが強くなりますか?」
- 患者: 「座ったり立ち上がる時に痛みが増します。」
英訳:
- Doctor: “What movements are difficult for you? Does it hurt more when you walk?”
- Patient: “The pain gets worse when I sit down or stand up.”
7. 診断に関するフレーズと会話例
整形外科での診断結果を患者に説明する際、画像診断の結果や治療法について丁寧に説明します。
主要なフレーズ:
- Diagnosis: 診断
- Condition: 症状や状態
- Test results: 検査結果
- Prognosis: 予後
- Surgical intervention: 手術介入
日本語の会話例:
- 医師: 「検査結果に基づき、診断は椎間板ヘルニアです。手術が必要です。」
- 患者: 「手術のリスクはありますか?」
英訳:
- Doctor: “Based on the test results, the diagnosis is a herniated disc. You will need surgery.”
- Patient: “Are there any risks with the surgery?”
日本語の会話例:
- 医師: 「予後は良好ですが、リハビリと定期的な経過観察が重要です。」
- 患者: 「わかりました。」
英訳:
- Doctor: “Your prognosis is good, but rehabilitation and regular follow-ups are important.”
- Patient: “Understood.”
8. まとめ
この記事では、整形外科の診察における症状の確認、診断、リハビリや手術に関する英語フレーズや会話例を紹介しました。整形外科では、骨や関節の治療において、患者との適切なコミュニケーションが不可欠です。患者が安心して診察や治療を受けられるよう、丁寧な説明とサポートを行いましょう。
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