医療英語

紹介状に関する英会話学習

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日本とアメリカの紹介状に関する主な違い

  • 日本: 紹介状がない場合、大病院での受診に**追加料金(選定療養費)**が発生することが多い。
  • アメリカ: 紹介状は必須ではないが、保険制度によっては**かかりつけ医(Primary Care Physician, PCP)**からの紹介がある方が、医療費を抑えられることがある。

この違いを理解することで、外国人患者が日本で紹介状がないことによる追加費用に驚かないように適切に説明できるようになります。


日本で外国人患者に紹介状の必要性を説明する英会話例

会話例 1: 紹介状なしで来院した外国人患者への説明

Receptionist: “Good morning. Do you have a referral letter from your doctor?”
日本語訳: 「おはようございます。かかりつけ医の紹介状をお持ちですか?」

Patient: “No, I wasn’t aware that I needed one. Is it required?”
日本語訳: 「いいえ、必要だとは知らなかったです。紹介状は必要ですか?」

Receptionist: “In Japan, if you visit a large hospital without a referral letter, there is an additional fee called ‘selected treatment fee.’ It’s about ¥5,000. Would you like to proceed?”
日本語訳: 「日本では紹介状なしで大きな病院を受診すると、選定療養費という追加料金がかかります。料金は5,000円程度です。受診を進めますか?」

Patient: “I see. In my country, we can go directly to a specialist. Thank you for explaining.”
日本語訳: 「そうなんですね。私の国では、直接専門医に行けるんです。説明ありがとうございます。」


学習ポイント

  • Referral letter(紹介状)とselected treatment fee(選定療養費)という用語を使って、日本のシステムを説明できます。
  • In Japan, if you visit a large hospital without a referral letter(日本では、紹介状なしで大きな病院を受診すると)というフレーズで、日本の医療制度を簡潔に伝えることができます。
  • In my country(私の国では)という患者の文化的背景に配慮する表現が重要です。

2. 追加料金についての英会話例

Receptionist: “Without a referral letter, you will need to pay an additional fee of ¥5,000. It’s a standard practice in Japan for patients without a referral to large hospitals.”
日本語訳: 「紹介状なしの場合、5,000円の追加料金がかかります。これは、日本の大きな病院で紹介状がない患者さんに対して一般的な制度です。」

Patient: “Oh, I didn’t know that. Why is there an additional fee?”
日本語訳: 「あ、知りませんでした。なぜ追加料金がかかるんですか?」

Receptionist: “This fee helps manage the resources of large hospitals, ensuring that they prioritize patients with more serious conditions or those referred by another doctor.”
日本語訳: 「この料金は、大きな病院のリソース管理を助けるためです。紹介状がある患者や重症の患者が優先される仕組みになっています。」


学習ポイント

  • Additional fee(追加料金)やstandard practice(一般的な制度)という言葉で、追加費用に関する説明を簡潔にできます。
  • This fee helps manage the resources of large hospitals(この料金は、大きな病院のリソース管理を助けます)という説明で、費用の背景を丁寧に伝えることができます。

文化的背景を考慮した説明のポイント

  • 相手の国のシステムに配慮する: 日本の医療システムはアメリカや他の国とは異なるため、患者に説明する際には「日本では」というフレーズを使って、あくまでその国独自のルールであることを伝えましょう。
  • 料金に関する透明性: 紹介状がないと追加料金がかかることは、外国人患者にとって驚きとなる可能性があるため、事前に明確に伝えることが大切です。
  • 患者の理解を確認する: 医療費や制度に関する説明が終わったら、“Does that make sense?”(理解いただけましたか?)のように確認することで、相手が納得しているかどうかを確かめられます。

まとめ

日本の医療制度における紹介状は、アメリカや他の国々と異なる面がありますが、英語でこれを説明する際は、文化的背景を理解しつつ、丁寧に説明することが重要です。今回紹介したフレーズや会話例を活用し、外国人患者に対してスムーズに紹介状について説明できるようにしましょう。

ABOUT ME
えみり
えみり
英語学習コンテンツライター
カリフォルニア州立大学サクラメント校で言語学を学び、現在は東京に住んでいます。日本の英会話スクールでの指導経験を持ち、特に大学生や若手社会人向けのカジュアルな英語表現の教え方に自信があります。海外ドラマや映画を使った実践的な英語学習法を得意とし、日常会話のコツを親しみやすい言葉で伝えます。趣味はカフェ巡りとNetflixのドラマ鑑賞、そしてビーチでのヨガでリフレッシュすること。読者がリラックスして英語を楽しめるよう、丁寧でわかりやすい記事作りを心がけています。
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